モノコラビジョン
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これまで書いたことをつなげ消費者とメーカーと産業集積を一つの構造として
見ると以下のような構造になると考える。
前述のようにすでに黄色の部分では最大化の推進を目的とした
企業間ネットワークが存在しデジタル化、情報化も比較的進んでいる。

また緑色と青色の部分などが重なった地域の工業集積のなかでは主に
人と人の濃密なネットワークが存在し技術進化に機能している。

この部分は個々の企業の情報化によって
前述のようなグローバルなネットワークにも容易に参加可能となるが
実際には強烈な競争に参加することにもなる。

またいままで地域の工業集積のなかで行われてきた情報の共有化などによる
技術進化の仕組みを情報ネットワーク上のなかでさらに発展させよう
という試みはまだ充分には行われていない。


また、いままで実際に多様なものを作ることができる、創ってきた
「リアライザー」「作り手」としての多様な産業集積群や企業群と
社会、家庭、個人、地域、企業、、のなかで多様な要求を持つ
「デマンダー」「使い手」とが直接つながることはなかったのだが
情報技術の発展によってそれが可能になりつつあることがわかる。

多様なデマンドを持つ個々人や社会の様々な要求が
個々のデマンドにしたがって直接、作り手とものづくりを始めることが
できる可能性があり、徐々にその環境も整いつつある。
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